ごあいさつ

漆芸家 本間幸夫赤地友哉門下の漆芸展より25年、多くの皆さまのご支援のたまものと感謝しております。
木皮作品の塗肌は、森で小枝を落した節、蔦が巻き付いた跡、動物がよじ登るときに爪で引っ掻いた跡などが、朴の木が成長する過程で被覆された豊かな造形の素材感で、とても美しいものです。  
その魅力を引き出し、人々の生活でお使い頂くためには、多くの諸先輩方の薫陶とご指導を受けたからこそ、今の仕事に辿り着くことができました。
作り手が制作自体を楽しむことが、使い手の皆様にも作品を楽しんで頂けるものと考え続けさせて頂いています。 
使用している漆は1992年以降茨城県・奥久慈地方(現常陸大宮市)に、二人の息子とスタッフの協力で、苗木から植えた木から採取、精製して用いています。